行政書士の潜在顧客と顕在顧客と見込み客
行政書士の潜在顧客(せんざいこきゃく)
行政書士の潜在顧客(せんざいこきゃく)とは、許認可などの申請や手続きしたいと感じていても、申請や手続きの代理代行してくれる専門のプロがいることを知らない人です。
建設業の経験がある人であれば、建設業などの許認可申請を専門で解決していくれる人がいることを知っているでしょう。しかし、農地を相続によって所有してしまった人などは、問題のある農地を解決してくれる人がいることも知らない人は多いはずです。
潜在顧客は、きっかけを与えることで行政書士の業務を認識させ、見込み客にさせることが可能です。
行政書士の顕在顧客(けんざいこきゃく)
行政書士の顕在顧客(けんざいこきゃく)とは、許認可などの申請や手続きしたいと感じており、行政書士に依頼すれば代理代行してくれることを知っている人です。
先ほどの例の建設業の経験がある人で、建設業などの許認可申請を専門で解決していくれる人がいることを知っている人になります。あなたの行政書士での活動を知らないものの、すでに検索などで行政書士のリサーチを行っている可能性があります。
顕在顧客は、ニーズが明確であるため、そのニーズに応えられることや、ほかの選択肢との違いを認識させることで、見込み客にさせることが可能です。
行政書士の見込み客(リード)
行政書士の見込み客とは、許認可などの申請や手続きしたいと感じており、それをあなたが解決できることを知っている人です。
すでに検索などで行政書士のリサーチを行い、あなたの行政書士での活動を知り興味がある状態ですので、きっかけを与えることで購入につながります。
マーケティングにおいては「リード」とも呼ばれています。ただし、見込み客と顕在顧客(けんざいこきゃく)は分けて考えず、見込み客として考える場合もあります。
行政書士がウェブから顧客にアプローチする方法
ウェブ広告(ディスプレイ広告)
ウェブ広告(ディスプレイ広告)とは、第三者のホームページ(ユーチューブとかにも)などに、画像や動画や文字で表示される広告です。バナー広告と呼ばれることもあります。
ディスプレイ広告は、1クリックの広告費用が低く抑えられるため、潜在顧客に対して連続して複数回アプローチすることができます。
ディスプレイ広告は、あなたの業務を知らない人に対しても、あなたの業務に興味がありそうな人に届けることができることから、ウェブ広告(検索連動型広告、リスティング広告)は、ターゲットが知らないキーワードでは検索することをしないためアプローチできないといった弱点を補えます。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、特定のターゲットに刺さりやすいニッチな記事コンテンツを大量に展開し、検索の受け皿を作り、1つ1つの記事のアクセスは少なかったとしても、潜在顧客や健在顧客にアプローチするSEO対策の1つです。
コンテンツSEOは、記事を大量に作成することから、ご自身でやるのであれば年単位でのウェブ運用が必要です。どんなキーワードでどんなコンテンツを作成していけば効果的かを判断する能力も必要となります。上位に立つウェブサイトを見て、なぜ上位なのかを調査できるようになることも必要です。
コンテンツSEOは、ウェブサイトのコンテンツを増加させることから、ご自身のウェブサイトの根本的な強化につながることは魅力です。
ウェブ広告(検索連動型広告、リスティング広告)
ウェブ広告(検索連動型広告、リスティング広告)とは、費用を支払って検索の上位表示させる広告です。設定すれば短期間で表示できるため、SEO対策をする上でキーワードの指標として利用する場合もあります。
ウェブ広告(検索連動型広告、リスティング広告)は、収益性の高いキーワードになればなるほど、1クリックの広告費用が高くなりますが、顕在顧客や見込み客に対してアプローチできることから、購入につながりやすい広告方法といえます。
特定のキーワードでのSEO対策
集客性のあるキーワードを狙ったSEO対策とは、集客性のある特定のキーワードで上位表示をさせるような対策をする、いわゆる一般的なSEO対策です。
現代のSEO対策は、大量に記事コンテンツを作成するコンテンツSEOの戦略をとることが多いのですが、特定のキーワードに関連する記事コンテンツだけであれば比較的少ない記事数で上位を狙える場合もあります。
ただし、対策を開始したとしても、上位表示するためには長期間の運用と様々な運用コストが必要なためキーワード選定は非常に重要なものとなります。
ウェブ広告(リマーケティング広告)
ウェブ広告(リマーケティング広告)とは、あなたのウェブサイトに訪問したことのある人に対してのみ、第三者のホームページ(ユーチューブとかにも)などに、画像や動画や文字で表示される広告です。
リマーケティング広告は、ディスプレイ広告よりも1クリックの広告費用は高くなりますが、あなたのウェブサイトに訪問という少なくとも1度は興味を持った人である顕在顧客や見込み客に対して連続して複数回アプローチすることができます。
1度訪問してくれたということから、より深い情報を広告に掲載したとしても伝わりやすいメリットがあります。
最低限のSEO対策
最低限のSEO対策とは、「あなたの名前」、「あなたの事務所名」、「あなたの会社名」、「あなたの市区町村+行政書士」などで検索がヒットするようにさせる対策のことです。
顧客がURLやQRコードを使用せずにアクセスができるようにしておくことは重要です。また、あなたの名前、あなたの事務所名、あなたの会社名は比較的簡単に上位表示できると思いますが、「あなたの市区町村+行政書士」は少し難しいかもしれません。
サイト名に市区町村のを入れたり、市区町村のことについて触れたコンテンツを作成することにより、上位表示できるようなります。
SNS運用
SNS運用とは、ツイッターやフェイスブックによってあなたの業務を伝え興味を持ってもらうことです。非常に時間と手間がかかりますが、属人性の高い業務である行政書士にとって人と人のつながりであるSNSでの業務周知は強いものとなります。
また、AIによってSEOが変化してくることが予想されており、AIによる変化の少ないSNSの運用は検索順位の変動によるリスクを抑えてくれるものでもあります。
ただし、SNSの運用は、人によって得意不得意があることが最大のデメリットです。私はSNS苦手ですがなんとかツイッターのみ更新しています。
行政書士のホームページがアクセスされる3つの方法
ホームページがアクセスされる方法は、①ウェブ広告(グーグル広告など) ②SEO対策(検索で上位になる)③SNS運用(ツイッターやフェイスブック)です。
行政書士のウェブ広告
ウェブ広告は設定するとすぐに検索結果ページの上位などに表示されます。短期的に集客を考える上ではウェブ広告が一番のアプローチ方法です。しかし、行政書士のような単発の仕事が多い業種ではウェブ広告の広告費用負担は大きいようです。
一方、ウェブ広告はSEO対策をする上で、どんなキーワードで上位表示できれば集客ができるかを判断する方法として有益です。そのキーワードを判断する上で、広告費用よりも売上が大きく上回るのであれば広告を継続してもいいですね。
行政書士のSEO対策
SEO対策は対策を開始したとしても、検索結果ページの上位に表示されるには数カ月から1年ぐらいの期間が必要となります。また、上位表示できる確実性はありません。
しかし、行政書士は多岐にサービスを商品化し展開できる士業ですので、様々なキーワードでSEO対策ができます。競合を避けたSEO対策ができると考えています。
行政書士のSNS運用
SNS運用も開始したとしても、SNSから集客ができるまでは半年から1年ぐらいの期間が必要となります。
たとえば、ツイッターの場合、自分のターゲットのみでフォロワー2000人を獲得できるとツイッターからのお問い合わせが発生するようです。(この記事を書いている時点で私のフォロワーは1600人です。たまにお問い合わせいただくようになりました。)
ターゲットとペルソナ
ターゲットとする人を決定してください。できるだけ、ターゲットとする人の詳細をイメージしてください。詳細にイメージされた人物像のことをマーケティング用語でペルソナと言います。
例えば、ターゲットは、「うどん店をオープンしようとしている人」です。
そして、ペルソナは、「大阪に住む、飲食店経験は無い、40代男性で、自己資産300万円で、テナントを今から借りて、自分でうどんを研究していて、、、、」です。
箇条書きでよいので、できるだけ詳細にイメージしてください。
ターゲットとペルソナをイメージすることによって、あなたの狙う顧客像が見えてきます。
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